あの時の決断がなかったら、いまの私はなかった

私は21歳の時、自宅近くにあった小さな出版社で働き始めました。

社長は私の事を「自分のタイプだったから採用した」らしく、次第に恋愛感情を抱かれる様になりました。

給料は少なく、また、仕事が終わった後も長々と社長に引き留められる毎日。

それでも辞めるに辞められず、気付いたら働き始めて11年になろうとしていました。

会社はだんだん業績が悪化して来ていました。

社長は元々ワンマンで気分屋の性格だったのですが、業績が悪化して来たせいか毎日イライラ。

いつどんな事で怒り出すか判らないので、私は社長の顔色を窺いながら仕事をする様になり、それがストレスになって行きました。

そして ある日、私は「もう辞めた方が良いと思う!!」と社長に言い、会社を後にしました。

社長は何度も「会社に戻って欲しい」と言って来ましたが、私が会社に戻る事はありませんでした。

半年ほど休養した後、私はずっと興味があったホステスの道に進みました。

興味があったとは言え初めての世界だったし、自分がホステスとして使い物になるのかどうか不安でいっぱいでした。

ところが、始めてみると私にとって「天職」とも言える仕事で、私のお客さんだけで満席にした事もありました。

経営者に夜逃げされたり、お店のママからイジメの様な扱いを受けてストレスで精神的におかしくなったり、給料の未払いがあったりして合計4軒のお店で働く事にはなりましたが、10年ほどホステスとして働きました。

4軒のうち1軒のお店では現在の彼氏と知り合いました。

もう7年ほど付き合っていて、2016年2月からは結婚を前提とした同棲をしています。

思い切って出版社を辞めてホステスの道に飛び込まなかったら彼氏と知り合う事はなかったと思うし、そう考えると良い決断だったと思います。

【いずみ 40代】http://www.yunatec.net/